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2009年12月アーカイブ


TITLE : 3つの説

今年もあっという間に1年が過ぎました。


「昔と比べて、月日が経つのが速く感じられる」


・・・と、この時期、お決まりのように口にしている気がします。

でも、実感として、時の流れは年々早まっていくように感じられます。不思議ですね。

一体何故なんだろう、と前々から思っていたのですが、これについて3つの説を聞きました。

1つ目は、

「8歳の子供にとって、1年は今まで生きてきた時間の8分の1。
50歳の人にとっては、1年は今まで生きてきた時間の50分の1。
長く人生を積み重ねた分だけその比重が小さくなるのだがら、大人になるにつれ、時間が経つのが速く感じられるのだ」

と言うもの。

2つ目は、


「大人になったら代謝が落ちるため、"自分の体内で感じる時間の感覚"が鈍く、遅くなる。
例えば、子供が"30分くらい経ったかな"と感じたものが、実際には15分しか経過していないと言う現象が起きる(だから、時間の経過が遅く感じられる)のに対して、大人が"30分くらい経ったかな"と感じたものは実際のところ45分が経過していたりする(だから、時間の経過が速く感じられる)」


と言うもの。 

そして3つ目は、


「子供時代は、運動会や始業式と言った季節ごとのイベントがたくさんあったり、クラスがえ等の環境の変化が頻繁に生じる。
メリハリや変化の多い子供に対して、大人は概して単調な生活を送っている(毎日のルーティーンが決まってくる)から」


と言うものでした。

他にも色んな説がきっとあるのだと思います。

それぞれに「なるほど」と思いますが、私はこの1つ目の理由が好きです。


中学生の頃に書いた日記や、友達と交換した手紙などを見ると、本当に何と言うこともないような些細なことで一喜一憂したり大いに悩んだりしていて、思わず色んなことを思い出しながら当時の自分に「大丈夫だよ」と言ってあげたくなります。

あの頃から何年もの月日を重ねてきて、「1年が経つのってこんなに速かったかなあ」なんて思うようになった今。


それでもやっぱり、日々様々なことに悩んだり、迷ったり、落ち込んだり。


悩んでいる内容は変わったとしても、未来の自分から見たらすごく些細なことなのかもしれません。


10年後、20年後の自分が今の自分を振り返り、


「大丈夫、大丈夫、何とかなるから(なったから)!」


と言えると良いな。

TITLE : The Nutcracker

もうすぐクリスマスです。


昔からクリスマスが好きすぎて、11月くらいから思わずそわそわしてしまいます!

街を歩いていて聞こえてくる、クリスマス・ソング。そして「くるみ割り人形」のメロディー。

カラフルなデコレーションと独特な熱気。

年末の慌ただしさとあわせて、胸は高まるばかりです。


そんな、クリスマスの出来事を描いた作品「くるみ割り人形」には様々な思い出があります。

あの音楽を聴くだけで胸が高鳴り、ドキドキしてしまいます。


最近でもよく舞台を観にいきますが、イギリスに住んでいた頃は、本当にあきれるほど足繁く通っていました。

バレエを中心に、ミュージカルや演劇も。

とにかく気がつくと舞台にいると言うくらい、せっせせっせと通っていました。

特に好きな作品については、昔から何度も繰り返し観にいってしまいます。


今までの人生の中で一番たくさん観た作品は「ロミオとジュリエット」ですが、

恐らく二番目にあたるのが「くるみ割り人形」だと思います。

友達や知人の方が出ている舞台を観にいったりと、「観るチャンス」が多いと言うのもあるのですが、クリスマスの時期になるとやっぱり純粋に観たくなってしまうのです。

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ロンドンでクリスマスを迎えた年のこと。

The Royal BalletやEnglish National Balletの「くるみ割り人形」をトータルで10回近く観たでしょうか。


マチネ(昼公演)を観て、また夜にはソワレ(夜公演)のために同じ劇場に戻ってきたり・・・。


ロンドンでとてもお世話になっていたご夫婦がいらっしゃるのですが、

会うたびに私がホクホク、ソワソワとしているのを見ては、

「今度は何を観にいくの?」

と聞かれるのがお決まりになっていました。


ある時期、その答えが


「The Nutcracker! (くるみ割り人形!)」


一色になったため


「Again! Are you sure, darling?(また~!!本当に?)」


と聞かれるようになりました。

最終的には


「Oh, dear! Sweetie, you're nutty!!!(あああ、もうクレイジーな域ね!)」


なんて言われる始末。


(※ちなみに、"nutty"には、"crazy"の意味があるのですが、ここでは、"The Nutcraker"の"nut"との掛け言葉になっていたりもします)

その年、ご夫婦から頂いたクリスマスプレゼントは

写真やポストカードを飾るためのクリップ式フォトスタンドでした。


私の部屋が家族や友達との写真、バレエの写真などで一杯だったのをご存知だったのです。

その日は、劇場で買ってきたポストカードを早速飾って、にんまり眺めました。


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ballet london posters

「これがあるとなんかホッとする」と言う、


お守りのような


「お気に入り」が幾つかあります。

そう言うものを大切にするようになったのは、一体いつからなのか。
それははっきりとは覚えていません。


でも、小学生の時に貰った一冊の本のことをふと思い出します。

主人公はバレエが大好きな女の子。
一生懸命練習しているのに、なかなかうまく踊れるようになりません。
初めての発表会が近づいてきて、不安と悲しさでいっぱい。
上手に踊れるようになりたいと思う女の子に、お母さんがあるネックレスをプレゼントします。
そのネックレスは女の子に魔法の力をくれて、女の子は素敵に踊れるようになりました。


曖昧な記憶によると、あらすじはこんな感じだったと思います。


この本にはおまけが付いていて、それがなんと物語の中で少女が貰っていたものと同じトウシューズの形をしたネックレス!


もちろんすっかり魅惑され、当時いつもこのネックレスを持ち歩いていたのを覚えています。

そう言うものがあるだけで、何だか普段より安心できたり、「出来そう」と思えたり。
不思議ですね。


でも、自分に暗示をかけること、


自分が心地よくあれる環境を作ること


って時にすごく大切だなあ、と思います。

それは、何か具体的なものを持つと言うことだけでなく、「イザ!」と言う時の1杯のお気に入りのコーヒーだったり、特別なレストランだったり。

自分のテンションをあげてくれる曲を聴くことだったり。


日常に「元気の種」ってあちこちに溢れている気がします。

昔から大好きで、とても大切な思い出のある、「Hotman」のタオル。

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すごく触り心地がよくて、かわいくてお気に入りです。


大好きなので、タオルケットもHotmanのものを使っています。
1日の終わりはやっぱり幸せな気持ちで迎えて、リセットしたいなあと思うのです。


それから、ちょっと変わった「お守り」の存在。

それは、舞台に出る直前、衣装さんに背中を縫ってもらうこと。

気合が入るとか、もう後戻りはできないと言う覚悟が出来ると言うのもありますが、自分の周囲の人達の存在がヒシヒシと思い出されて、パワーを注入されるような気がするからです。


そして終わった後に、縫った箇所を切ってもらうと、どっと安堵感、解放感が訪れます。
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それはまさに魔法が解ける瞬間のようにも思えます。

TITLE : 聴く

音楽を聴くのがとても好きです。

愛用のiPodにはクラシックだけではなく、色んなジャンルの曲がたくさん入っています。


舞台の帰り道は、バレエでもミュージカルでもその舞台の曲を聴きながら余韻に浸りつつ帰りたくなりますし、


映画を観るとサントラが欲しくなってしまいます。


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リハーサル中は自分が踊る曲を、本番直前まで何度も何度も繰り返し聴きます。


苦戦している時には、聴きすぎることで混乱してしまったり、メロディ自体が辛く感じてしまうこともありますが、それでもまた自然と曲を聴きながら練習したり、頭の中でイメージしたりしています。


作品によっては、踊り終わった後もしばらくずっと「聴かずにはいられない」曲と

しばらく「聴けない」曲があって、


それは単純にうまくいった・いかなかったとか、納得出来た・出来ないでは分けられるものではなかったりするので、いつも不思議に思うばかりです。

前に、1年位全く聴くことができない曲がありました。

本番を迎えるまで、一日に何度も何度も特に繰り返し聴いていた曲で、その音が物理的に流れていなくても、頭の中でぐるぐる回っているほど自分にとって近い存在となっていたものでした。


でも、ある夜、街を歩いている最中に、ふとしたきっかけでそのメロディが頭にどっと流れました。そして魔法でも解けたかのように、急に聴きたくて聴きたくてたまらなくなったのです。


(iPodって便利ですね。そんな衝動にすぐ応えてくれるわけです!!)

久し振りに聴いたその曲は、全身にビリビリと響き、胸が少し苦しくなりました。




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