フィギュアスケートの浅田真央選手が大好きです。
バンクーバーオリンピックは、手に汗握りつつ、祈るような気持ちで応援していました。
きっと日本中の人達が固唾を飲んでその激しい戦いを見守っていたことと思います。
髙橋大輔選手、織田信成選手、小塚崇彦選手
浅田真央選手、安藤美姫選手、鈴木明子選手
それぞれに胸が熱くなるドラマがあって、その堂々たる演技も本当に素晴らしかったです。
彼らの活躍と大きな挑戦の数々に、日本人であることを誇らしく思いました。
大粒の悔し涙を零した真央選手。
でも最後まで逃げずに自分自身と、そして色々なものと闘い続けたその勇士は
たくさんの人の心に強く訴えかけたと思います。
彼女のスケートに心底感動しました。
しばしば賛否両論が巻き起こる、彼女のフリー、ラフマニノフの「鐘」
私はこのプログラムがとても好きです。
広い広い世界に、たくさんの天才スケーターが存在しているとは言え、
このプログラムを、
この曲を
ここまで滑り切ることができる人は
今、彼女以外にいないと思うのです。
魂が叫ぶかのような激しい表現に、観ていて思わず胸を揺さぶられます。
今回の銀メダルと言う結果は、
たくさんの称賛に値する、十分に素晴らしい結果です。
それでも金メダルをひたすらに目指していた真央選手にとって、
そして彼女のそんな夢を応援していた人達にとって、
決してベストなものではなかったと言うのも事実だと思います。
「オリンピック史上初の快挙を成し遂げた彼女の銀メダルは金メダルにも匹敵する」
そう考える人はたくさんいるのではないかと思います。
私もその1人です。
それでも、やはり、真央選手にとって、そしてその未来にとって
「金メダル」か「銀メダル」かと言うのはとてつもなく大きな違いを持つものなのかもしれません。
でも、彼女はもう前を見ている。
3月にある世界選手権を。そして、4年後のオリンピックを。
実際、4年と言う年月は本当に酷なものだと思います。
アスリートにとって4年と言う月日は余りにも大きく、
自分の肉体、精神、技術を維持しその上さらなる改善を目指していくのは、
途方もない試練なのではないかと思うのです。
その間に新たな若い才能も登場してくる。
自分自身を取り巻く環境も変わってくる。身体も変わってくる。
並々ならぬ精神力と、想像できない程の緊張感を
数ヶ月間維持し続けるだけでもとても大変なことなのに、
それを長い長い期間保ち続けるのは、
本当に勇気と覚悟のいることだと思います。
それでも、きっと真央選手はこれからも挑戦し続けるのだろうと思います。
インタビューで、きっぱりと
「演技自体には満足していません」
「悔しいです」
と言った彼女。
そして同じくらいはっきりと
「五輪で(トリプル)アクセルを3回決めたのは誇り」
とも。
インタビューで溢れる大粒の涙に言葉を詰まらせる姿に、
授賞式の後、日の丸にくるまれながら気丈に手を振る姿に、
彼女を応援していた人の多くは胸がギュッと締め付けられる想いをしたのではないでしょうか。
それでも、
「来月には世界選手権があるので・・・」
と言う言葉に私達はまた大きな勇気と希望をもらったのでした。
こんな過酷な闘いを終えたばかりだと言うのに、もう前を見つめている逞しさ。
真摯に努力し続ける天才。
進化し続ける女性。
浅田真央選手と同じ時代に生まれたことを、本当に幸せに思います。
これからも凛々しく闘い続ける彼女を観続けられますように。
