先日、オーストラリアバレエ団の舞台を観てきました。
「白鳥の湖」の物語を、英国王室のダイアナ元妃、チャールズ皇太子、カミラ・コーンウォール伯爵夫人の
関係に重ね合わせた、斬新でドラマチックなグレアム・マーフィー版です。
世界バレエフェスティバルでこの「白鳥」の抜粋を観て、
「全幕が観たい!!!」
と思っていたので、オーストラリアバレエ団が来日公演でこの演目を上演すると聞いて飛びつきました!
でも気が付いたら、「白鳥の湖」だけでなく、「うっかり」、「くるみ割り人形」のチケットも買ってしまっていました・・・!
これも、おばあさんになったクララが主役と言う新しい解釈のマーフィー版です。
「白鳥」は予想を遥かに超えて素晴らしく、始終圧倒されっぱなしでしたが、
この「くるみ」は優しく心を突き刺し、何度も何度も涙がこぼれおちました。
多分、子供の頃に観たらほとんど理解など出来なかったと思います。
この「くるみ」には老年期のクララの他に、少女時代のクララと青年期したクララも登場します。
意識してそうしたわけではなくても、今の私は、「青年期」の目線でこの作品を観ていました。
そして、「老年期」のクララには、自分自身が年老いた時の姿ではなく、
亡くなった祖母の姿を知らず知らずのうちに重ねて観ていました。
だから、余計に悲しくなってしまった。
終演後に、涙をぬぐう大人達がたくさん行き交う中、
「なんか、よく意味がわかんなかった・・・」
と言っている女の子の言葉に
「そうだよね、今はまだ難しいよね」
なんてちょっと微笑ましく思ったりしましたが、
たくさんの時を重ねて自分があの舞台上のクララと同じくらいの年齢になった時、
きっと今ではまだ感じ取ることのできない、理解が出来ていない部分が
もっとたくさん見えてくるのじゃないかと楽しみです。
その時は
「そうだよね、あの時はまだ分からなかったよね」
と思うのかな。





