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    <title>All the world&apos;s stage</title>
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    <updated>2010-07-20T09:00:30Z</updated>
    
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    <title>英国ロイヤル･バレエ団　「ロミオとジュリエット（Romeo &amp; Juliet)」＃3</title>
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    <published>2010-07-20T09:00:21Z</published>
    <updated>2010-07-20T09:00:30Z</updated>

    <summary>翌朝、結婚式の準備のためにいそいそと入ってきた乳母はジュリエットの死に衝撃を受け...</summary>
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        <name>Rinko</name>
        
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        <![CDATA[<p>翌朝、結婚式の準備のためにいそいそと入ってきた乳母はジュリエットの死に衝撃を受け、キャピュレット公とキャピュレット夫人も悲しみに打ちのめされます（やはり彼らは娘を愛していたのだと再確認出来るシーンでもあります）。</p>

<p><br />
霊廟に横たわるジュリエットが本当に死んでしまったのだと思い込むロミオは、ジュリエットの側にいたパリスと揉みあい、殺してしまいます（パリスはつくづく可哀想な存在ですね･･･）。</p>

<p><br />
バルコニーのシーンや寝室のシーンでのパドドゥで用いられた2人の愛の旋律がここでも流れますが、仮死状態のジュリエットはパリスと踊っていた時よりもさらに生気を失い、だらりと力なく横たわるばかり。</p>

<p><br />
原作の中でロミオは、「死して」なお変わらぬ美しさを保ち続けているジュリエットに</p>

<p><em><span style="color:#0000ff;"><strong>ROMEO： "Thou art not conquer'd （死はまだ君を征服してはいない）"</strong></span></em></p>

<p><br />
と語りかけていますが、このパドドゥを見るたびに、ロミオの諦めきれない想いが伝わってきて涙が溢れてしまいます。</p>

<p>反応のないジュリエットを激しく揺さぶるのは、何とか生き返らせようと言う想いからの行為なのではないか、と。</p>

<p>この物語の結末を知っているからこそ、「その通り、ジュリエットは死んでなんかいない、もう少し諦めずに頑張っていたら目を覚ますのに！」と教えてあげたい衝動にも駆られます。</p>

<p></p>

<p>ロミオが服毒して倒れるのとほぼ時を同じくしてジュリエットはついに目を覚まします。<br />
最初は自分のいる場所（霊廟）の恐ろしさに震える彼女。<br />
しかし、ロミオの存在に気付き、彼に駆け寄ります。<br />
目の前にあるのは明らかに生気のない夫の姿。手に持っているのは毒。事情を察した彼女は、毒を自分も飲もうとしますが、瓶は既に空の状態であり、唇に残っているかもしれない毒で後追いをしようと試みます。</p>

<p><br />
キスをして泣き叫ぶジュリエット。</p>

<p><em><span style="color:#0000ff;"><strong>JULIET："Thy lips are warm. （あなたの唇、まだ温かい）"</strong></span></em></p>

<p>物凄く残酷なシチュエーションだなと思います。</p>

<p>バレエでも、ロミオが死んだ直後にジュリエットが目を覚ますものがほとんどですが、まだ唇に温かさが残っているほど僅かな時間差で愛する人が（誤解をしたまま）命を断ったとしたら、「止められたかもしれない」「自分達は幸せになれたかもしれない」と言う想いで悔やんでも悔やみきれないだろうと思います。</p>

<p><br />
（パドドゥから一連の流れで、このニアミスを私達は目の当たりにし、結末が分かっていながらもヤキモキとさせられるのです。）</p>

<p><br />
躊躇わずに短剣で自分の胸を刺し、ロミオの後を追うジュリエット。<br />
その場に崩れ落ちながらも、何とか這いつくばってロミオの側へと近付いて行き、そして彼の手を取って死んでいく姿は、最初の愛らしい少女の姿からは想像も出来ないほどに壮絶です。</p>

<p><br />
ジュリエットは僅か数日間で、一気に大人への階段をかけあがっていきます。<br />
都さんのジュリエットは、物語を通してどんどんと強く逞しく成長していく姿が圧巻でした。<br />
シャイで内弁慶のようだったジュリエットが、恋を知り、与えられるのではなく自分で選んでいく術を覚え、守ってもらうのではなく守る強ささえも手にしていく。<br />
でも、全くの別人へと成長しているのではなく、登場シーンから一貫してそこにあったジュリエットの一途さ、まっすぐさ、少女らしさはずっと失われずに存在していて、これが数日間の出来事であることをリアルに感じました。</p>

<p></p>

<p></p>

<p><br />
<big><strong>英国ロイヤル・バレエ団<br />
「ロミオとジュリエット」</strong></big><br />
2010年6月27日（日）　18時開演<br />
東京文化会館</p>

<p>ジュリエット：吉田都<br />
ロミオ：スティーヴン・マックレー</p>

<p>マキューシオ：ブライアン・マロニー<br />
ティボルト：トーマス・ホワイトヘッド<br />
ベンヴォーリオ：セルゲイ・ポルーニン</p>

<p>パリス：ヨハネス・ステパネク<br />
キャピュレット公：ギャリー・エイヴィス<br />
キャピュレット夫人：ジェネシア・ロサート</p>

<p>エスカラス（ヴェローナ大公）：ベネット・ガートサイド</p>

<p>ロザライン：タラ＝ブリギット・バフナニ</p>

<p>乳母：クリステン・マクナリー<br />
僧ロレンス：アラステア・マリオット</p>

<p>モンタギュー公：アラステア・マリオット<br />
モンタギュー夫人：ローラ・マッカロク</p>

<p>ジュリエットの友人：リャーン・コープ、べサニー・キーティング、イオーナ・ルーツ、<br />
エマ＝ジェーン・マグワイア、ロマニー・パジャク、サマンサ・レイン</p>

<p>3人の娼婦：ヘレン・クロウフォード、フランチェスカ・フィルピ、ラウラ・モレーラ</p>

<p>マンドリン・ダンス：ホセ・マルティン、<br />
ポール・ケイ、蔵健太、ミハイル・ストイコ、アンドレイ・ウスペンスキー、ジェームズ・ウィルキー</p>

<p>舞踏会の客、街人たち：英国ロイヤル・バレエ団</p>

<p><br />
指揮：ボリス・グルージン</p>

<p>演奏：東京フィルハーモニー交響楽団</p>

<p> </p>

<p></p>

<p><br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>英国ロイヤル･バレエ団　「ロミオとジュリエット（Romeo &amp; Juliet)」＃2</title>
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    <published>2010-07-11T06:53:12Z</published>
    <updated>2010-07-20T09:02:20Z</updated>

    <summary>幸せいっぱいのシーンで幕を閉じた1幕。 休憩を挟んで始まった2幕は、再びヴェロー...</summary>
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        <name>Rinko</name>
        
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/">
        <![CDATA[<p>幸せいっぱいのシーンで幕を閉じた1幕。<br />
休憩を挟んで始まった2幕は、再びヴェローナの街中（広場）です。</p>

<p>相変わらずつるんでいるロミオ、マキューシオ、ベンヴォーリオですが、ロミオはジュリエットのことを考え、心ここにあらず、と言った様子。</p>

<p><br />
そこに、ジュリエットからの手紙を預かった乳母が現われます。<br />
「ロミオさんはどちら？」と尋ねる彼女を、「私がロミオです」「いやいや、私こそロミオ」「本物は私」とからかう3人。</p>

<p>すったもんだの末、ようやく手紙はロミオ本人のもとに渡りますが、そこにはジュリエットから結婚を承諾する旨が書かれていたため、大興奮のロミオは乳母に抱きつき、彼女の周りを高速のシェネでぐるぐると回って、ロレンス神父のもとへと走り去ります。</p>

<p>スティーヴンのこのシェネが、思わず拍手が沸くほど、本当に凄かった！<br />
フィギュアスケートのスピンみたいに物凄い速さで竜巻のようにぐるぐると回り、乳母だけでなく観客をも煙に巻いていなくなってしまいました！！</p>

<p><br />
ところで、キャスト表を見ると、ロレンス神父を演じているのは、モンタギュー公と同じ人だったので、それを知った上で見ると、ちょっと不思議な感じがしました。</p>

<p>（モンタギュー公にとっては息子である）ロミオとジュリエットの手を、ロレンス神父がしたようにモンタギュー公もしくはキャピュレット公が重ね合わせることが出来たのであれば、2人は死を選ばずに済んだのに･･･。</p>

<p><br />
秘密の結婚式を挙げた2人。</p>

<p>しかし、皮肉にも広場に戻ったロミオが目にしたのは、ティボルトと争う親友マキューシオの姿。<br />
急にキャピュレット家と戦うことを避けようとし始めるロミオに痺れを切らした彼は、ティボルトと決闘を始めます。</p>

<p>何とか止めようとするロミオですが、マキューシオはティボルトの剣についに倒れてしまいます。<br />
最期までふざけ、強気な態度を崩そうとしないマキューシオですが、絶命の直前、ティボルトとロミオをそれぞれ指差しながら、「お前たちの諍いに巻き込まれて俺は死ぬ」と言い残し絶命します。</p>

<p><br />
<span style="color:#0000ff;"><em>MERCUTIO: "A plague o' both your houses!（両家ともくたばってしまえ！）" </em></span></p>

<p><br />
呆然とするロミオ。親友の死を目の前に、ティボルトへ復讐を挑んでしまいます。<br />
怒りに身を任せてぶつかってくるロミオの剣に倒れ、崩れ落ちるティボルト。<br />
息絶えるその瞬間まで、果敢にロミオに挑もうとする彼の執念がすさまじいです。</p>

<p>（ティボルト役のトーマス・ホワイトヘッドは物凄い迫力で身体を投げ出しロミオの方へ振りかかろうとするので、既に剣を捨てて捨て身の状態のロミオにこのまま届いてしまうのではないかと少しヒヤヒヤしました！）</p>

<p><br />
そこに駆けつけたキャピュレット夫人。<br />
横たわるティボルトの姿に我を忘れてロミオへと掴みかかり、仇を取ろうとする彼女は自分の胸を掻き毟りながら激しく慟哭し、左右に身体を投げ打ちまわりながら悲しみを訴えます。</p>

<p>ティボルトはキャピュレット夫人にとっては甥（ジュリエットにとっては従兄）にあたる人物ですが、その余りにも激しい取り乱しぶりは、2人の仲がただならぬものだったと言う説を象徴しているかのようでもありました。</p>

<p>キャピュレット夫人を演じていたジェネシア・ロサートの演技には圧倒されました。<br />
終演後にサインを頂いた時にはとても穏やかで優しい雰囲気に溢れていましたが、本当に同一人物とは思えないほど激しく、近寄り難く、それでいて気高く美しかったです。</p>

<p><br />
マンチュアへと追放されることになったロミオは束の間の時間をジュリエットと共に過ごします。</p>

<p>電撃的に恋に落ち、出会った次の日に結婚した2人は、夫婦になってすぐに離れ離れにならねばならなくなったのです。</p>

<p><br />
一夜を共にしたジュリエットはロミオが去っていった方向を眺めながらしばし想いに耽りますが、そこに両親がパリスを伴って現われます。</p>

<p>ティボルトの死と言う悲しい出来事を、ジュリエットの結婚と言う幸せで埋めようとするキャピュレット夫妻（両親は、ジュリエットが涙に暮れている理由が従兄を失ったからだと思っているので、娘を元気付けるためにも結婚を早めたのです）。<br />
しかし、彼らは想像もしていなかったような娘の激しい抵抗に遭います。</p>

<p>従順だった娘の頑なな反抗。<br />
そして、娘のためを思って理想的な結婚相手を選んだのに、それを頑として拒む様子に、キャピュレット公は激怒します。</p>

<p>「自分に従わないのであれば勘当する」と言い渡され、絶望感に襲われるジュリエット。<br />
再びロミオの去っていった方角を見つめ、助けを求めにロレンス神父の元を訪れます。</p>

<p><br />
そこで彼女はあの「仮死状態になる薬」を貰うのです。</p>

<p>薬を手に部屋へと戻ったジュリエットの元に、再びキャピュレット夫妻とパリスが現われます。<br />
ロレンス神父から「パリスとの結婚を承諾しなさい（ロミオと結ばれる作戦の一部として）」と言われていたジュリエットですが、ここでも最後の抵抗を試みます。<br />
（イライラするキャピュレット公に強く腕を掴まれる様子が痛々しい･･･）</p>

<p>パリスと無理矢理に踊らされるジュリエットは、魂の消えた人形のよう。<br />
だらりと両腕を垂れ下げ、氷のように冷め切った顔からは表情さえも消えてしまっています。<br />
それでも時折生気が宿るかのように、ロミオの消えた方向に手を差し伸べては引き戻されてしまう･･･最終的に、パリスとの結婚を承諾した彼女は、再び1人きりになり、あの薬を飲もうとします。</p>

<p>得体の知れない薬に恐怖を抱きつつも、ロミオへの愛のため、恐ろしさを克復して一気に飲み干し倒れるジュリエット。</p>

<p><br />
<span style="color:#0000ff;"><em>JULIET: "If all else fail, myself have power to die. （もし全てが失敗に終っても、自らの命を断つ力は残されているわ）"</em></span></p>]]>
        
    </content>
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    <title>英国ロイヤル･バレエ団　「ロミオとジュリエット（Romeo &amp; Juliet)」＃１</title>
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    <published>2010-07-06T09:31:10Z</published>
    <updated>2010-07-11T07:00:52Z</updated>

    <summary>吉田都さんの英国ロイヤル・バレエ団引退公演でもある「ロミオとジュリエット」を観て...</summary>
    <author>
        <name>Rinko</name>
        
    </author>
    
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/">
        <![CDATA[<p>吉田都さんの英国ロイヤル・バレエ団引退公演でもある「ロミオとジュリエット」を観て来ました。</p>

<p><br />
（吉田都さんについて書き始めるとエンドレスになってしまうので、今回は「ロミオとジュリエット」の舞台に絞って書きたいと思います。）</p>

<p><br />
大好きなダンサーの引退公演の演目が大好きな「ロミオとジュリエット」で、しかも大好きな英国ロイヤル・バレエ団と共に上演される、と言う奇跡のような組み合わせ！</p>

<p><br />
チューニングの段階から、心の中がザワザワと騒ぎ立てていたのは言うまでもありません。</p>

<p><br />
幕が上がると、そこはヴェローナの街。<br />
この頃のロミオはまだロザラインに恋をしており、冷たくあしらわれても夢見がちに彼女を追いまわしています。</p>

<p><br />
今回ロミオ役を踊ったのは、スティーヴン・マックレイ。<br />
先日、ロンドンでの都さんの引退公演（「シンデレラ」）でもパートナーを務められた方です。</p>

<p><br />
ロミオとマキューシオ、ベンヴォーリオがつるんでいると、そこにティボルト率いるキャピュレット家の人達が現われます。<br />
すぐに些細な小競り合いはモンタギュー家とキャピュレット家の争いへと発展。<br />
キャピュレット公とモンタギュー公までもが剣をぶつけ合います。</p>

<p>そこにヴェローナ大公エスカラスが現われ、一旦両者の諍いは強引に中断され、互いに剣を捨てて握手をするように求められます。<br />
憎憎しげにそれに従う男性達。<br />
このシーンで好きなのは、モンタギュー夫人とキャピュレット夫人が醸し出す「静かな中にも火花がバチバチと飛び交う」激しい対抗意識です。</p>

<p><br />
その後、物々しい場面は一変し、13歳の少女ジュリエットが登場します。<br />
乳母をからかい、彼女に抱きつき、人形と戯れるその姿はまさにまだ幼い少女そのもの。<br />
都さんのジュリエットは、目がキラキラと悪戯に輝き、弾むように軽やかで、少しお転婆な印象さえ感じました。</p>

<p>その一方で、母親であるキャピュレット夫人が自分の部屋に来ることが分かると慌てて身なりを正して丁寧にお出迎えする分別の持ち主でもあります。<br />
自分が取るべき態度、自分に求められていることが分からないほど子供でもなければ、急に現われた求婚者パリスの存在をすぐに受け入れられるほど大人でもない、と言うまさに過渡期にいる少女の心の動きがヒシヒシと伝わってきました。</p>

<p><br />
まだ、ロミオと言う愛に出会っていないジュリエットがパリスに投げかける視線は、恥ずかしげではあるものの、優しさを含んでいます。<br />
この時点では、ジュリエットにとってパリスは少なくとも負の存在ではなかっただろうし、そのままロミオと出会わなければその愛を受け入れたのかもしれません。</p>

<p>でも、彼女は恋と言うものを知ってしまい、そして世界がロミオでいっぱいになってしまった。<br />
突然自分へ敵意とも見える態度を見せるようになったジュリエットの様子に、パリスは訳が分からず困惑したのではないかと思います。</p>

<p><br />
キャピュレット家の舞踏会は、キャピュレット公、キャピュレット夫人、ティボルト、パリス、ロザラインを中心に堂々たる厳かな踊りで始まります。（このシーン、その迫力に毎回ゾクゾクするので大好きです！）<br />
ロミオは相変わらず何とかロザラインの気を惹こうと必死ですが、まともに相手にはされていません。</p>

<p><br />
そこに登場するジュリエットとパリス。<br />
パリスに脇を支えられながらジュリエットがグランジュッテをする様子は、本当にふわりと宙に浮いているようで、夢のように美しかった！<br />
ロザラインを追いかけていたはずのロミオは、ジュリエットの存在に気付き、一瞬にして眼も心も彼女に奪われてしまいます。</p>

<p><br />
シェイクスピアはこのシーンでロミオに</p>

<p><br />
<span style="color:#0000ff;"><em>ROMEO: "Did my heart love till now? For swear it, sight! For I ne'er saw true beauty till this night. （今まで心で恋をしたことがあっただろうか？眼よ、ないと誓え。今宵私は初めて真の美を目にしているのだから。）" </em></span></p>

<p>と言う台詞を与えていますが、マクミラン版のこのシーンではロミオはまさにこの言葉を体現しているように思います。</p>

<p><br />
お互いから目が離せなくなってしまう2人。<br />
彼らは舞台の上手と下手に大きく離れ、その間には最初と同じように堂々と踊るキャピュレット家の騎士達、ジュリエットの後ろにはパリスがいます。<br />
それでも、2人以外の人達には一切のライトがあたっていないかのように、見つめ合うロミオとジュリエットの姿だけが舞台上に浮き出て見えます。</p>

<p><br />
恋をすべきではない相手（家の仇）であることを互いに知った後も、2人はもう気持ちを抑えることなど出来なくなってしまいます。</p>

<p><br />
ロミオのことを思い出しながらうっとりとバルコニーに姿を現すジュリエット。<br />
そこに、黒いマントを翻したロミオが登場します。</p>

<p>マクミラン版の「ロミオとジュリエット」では、作品全体を通してどこをとってもシェイクスピアの言葉が溢れ出しているように感じますが、バルコニーのシーンでもやはり、元々の台詞がとても大切に表現されていると思います。</p>

<p>スティーヴンと都さんのパートナーシップは息を呑むほど音楽的で、高速のピルエットやリフトがぴったりの呼吸で決まっていく様は、爽快と呼べるほどでした。<br />
心地よく張り詰めた緊張感、そして早足で疾走するかのようなスピード感。<br />
恋を知った喜びや相手への溢れる想いを抑えられない2人の気持ちが痛いほどに伝わってきました。</p>

<p></p>

<p><br />
<span style="color:#0000ff;"><em>ROMEO: "O, wilt thou leave me so unsatisfied?（満たされぬままの私を置いていかれるのですか？）" </p>

<p>JULIET: "What satisfaction canst thou have tonight? （今宵、一体何をお望みだと仰るの？）" </p>

<p>ROMEO: "The exchange of thy love's faithful vow for mine. （あなたから私への誠実な愛の誓いを）" </p>

<p>JULIET: "I gave thee mine before thou didst request it. And yet I would it were to give again. （それなら求められる前にあなたに差し上げましたわ！でも、もう一度あげられたら良いのに）"</p>

<p>ROMEO: "Wouldst thou withdraw it? for what purpose, love? （取り消すおつもりですか？愛しい人、それは一体何のためなのです？）"</p>

<p>JULIET: "But to be frank, and give it thee again. And yet I wish but for the thing I have. My bounty is as boundless as the sea, my love as deep; the more I give to thee, the more I have, for both are infinite. （気前良く、もう一度あなたに差し上げるためですわ！私の持っているもの全てをあなたに捧げたい。私の想いは海のように無限で、私の愛は海のように深いのです。あなたに差し上げれば差し上げるほど、増えていく･･･どちらも限りがないのです）"</em></span></p>]]>
        
    </content>
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    <title>「うたかたの恋」　The Royal Ballet &quot;Mayering&quot; </title>
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    <published>2010-06-23T08:00:00Z</published>
    <updated>2010-07-07T03:38:32Z</updated>

    <summary>素晴らしい舞台を観た後は、その曲がしばらく延々と頭の中で流れ続けます。 その中で...</summary>
    <author>
        <name>Rinko</name>
        
    </author>
    
        <category term="Ballet" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/">
        <![CDATA[<p>素晴らしい舞台を観た後は、その曲がしばらく延々と頭の中で流れ続けます。</p>

<p>その中でも、なかなか席から立ち上がることが出来ないほどの感動を覚えた公演の後では、その舞台で踊っていたダンサー達の残像と共に繰り返し脳内で再生され、身体がぶるると震えてしまうのです。</p>

<p></p>

<p><br />
「うたかたの恋（原題：Mayering）は、1889年1月にマイヤリングで起きた皇太子ルドルフと愛人マリー・ヴェッツェラの謎の死を題材とし、未だ様々なミステリーや憶測に包まれるこの悲劇とそれが起きるまでの数年間を描いた作品です。</p>

<p><br />
幕開きは、雪の降りしきる真夜中の墓場。<br />
（つまり、エンディングにあたる部分が冒頭で少し描かれているのです。）<br />
これから語られる主人公達の暗い運命を暗示するかのような重々しい空気で始まりますが、次の瞬間、舞台は一変し、ルドルフ皇太子とステファニー王女の結婚式が厳粛に行われます。</p>

<p><br />
2人を先頭に貴族達が登場するシーンは圧巻です。堂々たる風貌と威厳溢れる雰囲気、そして重厚な衣装をさらっと着こなす凛とした美しさ、誇り高さ。<br />
シュツットガルト・バレエの「ロミオとジュリエット」を観た際にも貴族のシーンの風格に圧倒されましたが、ロイヤル・バレエのそう言ったシーンにも、毎回息を飲んでしまいます。</p>

<p><br />
イオーナ・ルーツ演じるステファニー王女は、控えめで上品、そして儚げな雰囲気。<br />
結婚式で悪乗りし、これ見よがしにステファニーの妹と踊ってみせる新郎のルドルフを困惑した表情で見つめるその様子からは、プライドを傷付けられた悲しさと恥ずかしさに包まれる彼女の不安げな気持ちが伝わってきました。<br />
それでも、侍女達に励まされながら初夜の準備を整えるステファニー。<br />
ナイトガウンを選ぶ様子は、恋する少女のようにも見えます。</p>

<p><br />
ようやく姿を現した夫は、ピストルを新妻のこめかみにあてた後、宙に向って発砲し彼女を怯えさせます。<br />
身体を強張らせる彼女に、さらに髑髏を押し当て恐怖を煽るサディスティックなルドルフ。</p>

<p><br />
ここで、1幕のハイライトとも言えるパドドゥ（ルドルフ×ステファニー王女）が踊られます。<br />
マクミランの振付らしく、ダイナミックなリフトが多様された流れるようなパドドゥですが、2人の関係を映し出した心の通い合わない踊りには胸が締め付けられます。</p>

<p>ルドルフはステファニーを高くリフトし、そこから重力に任せるかのように彼女を無造作に振り下ろします･･･それも何度も。<br />
そして半ば強引に激しい踊りを繰り広げたかと思えば、乱暴に彼女をその場に置き去りにするのです。</p>

<p><br />
感情の爆発、そしてだらりとした女性の手足は、同じマクミラン振付の「ロミオとジュリエット」の一シーンである仮死状態のジュリエットとロミオのパドドゥや、「マノン」の沼地のパドドゥ（ヒロイン、マノンは瀕死の状態となっている）を彷彿とさせましたが、それらと圧倒的に違う点は、2人の間に愛が存在していないと言う点です。</p>

<p>ルドルフに怯えながらも何度も彼に向って飛び込んでいっては、相反するように逃げようとするステファニー。<br />
観客には早くも追い詰められた彼女の必死さがひしひしと伝わってくるのに、ルドルフはステファニーには感情など存在しないかのように――あたかも彼女が物か何かであるかのように扱うのです。</p>

<p>しかし実際のところ、このシーンを踊るのには、物凄い信頼関係と互いへの理解が必要なのだと思います。<br />
「うたかたの恋」の中に数多く出てくるパドドゥの中で、最も好きなものの1つがこのシーンなのですが、イオーナ・ルーツとアコスタの熱演には鳥肌が立ちました。</p>

<p></p>

<p>先述した通り、この作品では見せ場となるパドドゥが多数登場します。</p>

<p>ルドルフと彼を取り巻く5人の重要な女性達（上記の妻ステファニー王女、母親であるエリザベート皇后、愛人マリー・ヴェッツェラ男爵令嬢、かつての愛人マリー・ラリッシュ伯爵夫人、愛人の高級娼婦ミッツィ・カスパー）とルドルフは次々と難解でドラマチックなパドドゥを繰り広げます。</p>

<p>それぞれの女性とルドルフとの関係性が明確に表現されているだけでなく、次第に狂気の度合いを増し闇に飲み込まれていく彼の精神状態が浮き彫りになっていく様は壮絶です。</p>

<p>いずれも超絶技巧と呼ぶべきリフトが「これでもか！」と登場します。</p>

<p>「うたかたの恋」は男性主人公がストーリーを率いていく数少ないバレエ作品の1つですが、男性舞踊手にとって最も難解で挑戦しがいのある役だと何かで読んだことを思い出し、「なるほどなあ」と思いました。</p>

<p></p>

<p>1幕では、まだ幼いマリー・ヴェッツェラも登場します。<br />
また、かつての愛人で、後にマリーとルドルフの間を取り持つこととなるラリッシュ伯爵夫人が、ルドルフとの関係を取り戻そうとする場面（パドドゥ）も繰り広げられます。</p>

<p></p>

<p>そして2幕は娼婦と客達の集う酒場から物語は再開されます。<br />
変装して登場するルドルフとステファニー。<br />
ステファニーは無理矢理ルドルフに連れてこられたわけですが、その場の淫靡な雰囲気に嫌気がさし、一人で帰ってしまいます。</p>

<p><br />
このシーンではルドルフと愛人ミッツィ・カスパーのパドドゥが登場します。<br />
ステファニーに対するような乱暴さはないものの、やはり2人の間に愛のようなものは見えません。後先考えずにこの瞬間をただ楽しんでいる、そんな恋愛模様が見え隠れしていました。</p>

<p>モレーラ演じるミッツィは、妻ステファニー王女の前ではルドルフを我が物のようにアピールしつつ、彼から「一緒に死のう」と持ちかけられると迷わずあっさり断るような愛しかルドルフに対して抱いてはいなかったのです。</p>

<p><br />
2幕のハイライトとなるのは、成長したマリーがルドルフの寝室を訪れるシーンです。<br />
彼女がルドルフに憧れを抱いていることを知ったラリッシュ夫人（マリーの母親とは友人関係）は、2人の仲を取り持つべく、マリーの手紙をこっそりとルドルフに渡します。</p>

<p>ルドルフの部屋を訪れたマリーは、コートの下には寝間着しか着ていないと言う大胆な姿で彼を驚かせます。<br />
そして、自らルドルフの所有物である髑髏やピストルに興味を示し、銃口をルドルフに向けて彼を脅かした後に宙へ向って発砲し、楽しそうに笑うのです。</p>

<p>それはまるで、ステファニーとルドルフのパドドゥ冒頭部分の役割が逆さまになったかのようですが、すぐさまルドルフはピストルを取り上げ、威厳と威圧感を取り戻します。</p>

<p>ここでのパドドゥがまた物凄くダイナミックです！</p>

<p>若さゆえか無謀とも言えるほど大胆なマリー。<br />
今までの誰とも違う様子で愛をぶつけてくるマリーに押さえ込んできた感情を爆発させるルドルフ。<br />
最後は複雑に身体を絡み合わせながらキスをするシーンで幕が下りるのですが、2人の破滅的な暴走ぶりに再び胸が苦しくなります。</p>

<p></p>

<p>最終幕である3幕で、ルドルフはさらに追い詰められていきます。</p>

<p>物語の中では、妻や愛人達との関係だけでなく、父である皇帝や母である皇后との確執、ターフェ伯爵を初めとする人達との政治的思想のぶつかり、皇太子としての重圧など、ルドルフの抱く様々な葛藤が描かれます。<br />
登場時からエキセントリックな面を持っていたルドルフではありましたが、徐々に彼の精神が崩壊していく様子はあまりにもリアル且つ残酷で胸をえぐられるようでした。</p>

<p><br />
ミッツィがあっさりと断った心中を、マリーは躊躇わず受け入れます。<br />
ようやく一緒に死んでくれる相手を見つけたルドルフ。腕に自らモルヒネを注射する痛々しい様子から、マリーとの最後の激しいパドドゥが始まります。</p>

<p>自分の全てを「愛」と言う名の下にルドルフに委ねるマリー。<br />
ピストルを共に握り締めながら踊る血気迫るこのシーンでは、再び想像を超えるようなリフトの連続が繰り広げられます。</p>

<p>愛を交わした後、ルドルフはマリーを射殺します。</p>

<p>その後、自身で放った銃弾にルドルフも倒れますが、このピストルを発砲するシーンはついたてで覆われているため、観客には見ることが出来ません。<br />
ただし、ルドルフがついたてに覆い被さりながら倒れることで、その惨劇の結末が明らかにされるのです。大の字になってうつ伏せに倒れているルドルフの表情を伺うことは出来ませんでしたが、ベッドの上で恍惚とした表情で美しく横たわるマリーの姿とは明らかに対照的で、そこはかとない悲しさを感じました。</p>

<p><br />
そして舞台は、冒頭のシーン、すなわち墓地の場面で幕を閉じます。</p>

<p></p>

<p>死による解放を望んでいたルドルフ。<br />
果たして彼は最終的にその願いが遂げられて幸せだったのか、と考えずにはいられませんでした。</p>

<p>幼い頃から愛に飢え、自分の居場所を見失い、現実と向き合うことが出来ずにいたルドルフに、無防備とも言えるマリーの愛は本当に届いたのか。</p>

<p>2人の対照的な亡骸が示唆しているように、最後までルドルフは誰とも本当の意味で心を交じ合わせることが出来ないまま、この世を去ってしまったのではないのだろうか、と。</p>

<p>究極の愛を成就するために心中に臨んだマリーと、この世の煩わしい全てのものから解き放たれることを願って死を渇望していたルドルフとでは、向いている方向が違ったのかもしれません。</p>

<p>そう思うと、彼の孤独さがさらに浮き彫りになり、「本当にこんな結末しかなかったのだろうか」「他の道はなかったのだろうか」とそう思わずにはいられませんでした。</p>

<p></p>

<p><br />
肉体的、精神的な限界に挑戦せよとでも言わんばかりのこの大役を見事に演じきったカルロス・アコスタには脱帽するばかりです。<br />
彼のダイナミックな踊りには今までに何度も圧倒されましたが、今回、その素晴らしさを再認識することとなりました。<br />
また、彼が演じてきた役の中で一番のはまり役のように思いました。</p>

<p><br />
それから、大好きなタマラ・ロホ。<br />
彼女の物凄く安定したテクニックは超人的でもありますが、そのラインの素晴らしさやバランス感覚、5～6回簡単に回ってみせる技術などが堪能できる「ドン・キホーテ」や「エスメラルダ」と言った作品に限らず、今回のような演劇性の強い作品でもやはり観客を飲み込んでしまうような迫力は圧巻です。<br />
また、女性らしい身体つきと美しくしなる足を持っている彼女は、マリーの衣装がとても似合っており、官能的でした。まさにファム・ファタルと言った雰囲気です。</p>

<p><br />
書くべきことが多すぎて、思うように触れられませんでしたが、ラリッシュ伯爵夫人を踊ったマーラ・ガレアッツィも素晴らしかったです。<br />
打算的な面があちこちで見られるのに、それでもルドルフを一番心配し、理解しようとした女性は彼女だったのではないかと思いました。<br />
マーラは、別日にマリー・ヴェッツェラ役にキャスティングされています。全く異なる役を彼女がどんな風に演じるのか、とても興味があります。<br />
（最近DVD化したロイヤル・バレエ団の「うたかたの恋」では、マーラがマリー役を演じています。もちろん早速購入しました！）</p>

<p><br />
長々と書いてきましたが、恐ろしいことに書き足りないことがまだまだ山ほどあります。どうしたら良いのでしょう。</p>

<p>「うたかたの恋」の素晴らしい点は、登場人物1人1人にしっかりとしたキャラクター（性格）が宿っている点だと思います。<br />
それ故に、一度の舞台に大勢のトップダンサー達が会すると言う贅沢な楽しみも味わうことが出来ます。</p>

<p>今回で言えば、プリンシパルクラスが6名！（プリンシパル・キャラクターアーティストを含む）</p>

<p>ルドルフ役のアコスタ、マリー役のタマラ、ラリッシュ伯爵夫人役のマーラ、ミッツィ・カスパー役のラウラ・モレーラ、マリーの母親役のエリザベス・マクゴリアン、ルドルフの父であるフランツ・ヨーゼフ皇帝役のクリストファー・サウンダース。</p>

<p><br />
本当に豪華です！</p>

<p><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="SBSH01151.JPG" src="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/SBSH01151.JPG" width="192" height="256" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p></p>

<p><big><strong>英国ロイヤル・バレエ団<br />
「うたかたの恋（Mayering)」</strong></big><br />
2010年6月22日（火）　18時30分開演<br />
東京文化会館</p>

<p></p>

<p>ルドルフ：カルロス・アコスタ（オーストリア＝ハンガリー帝国皇太子）<br />
男爵令嬢マリー・ヴェッツェラ：タマラ・ロホ（ルドルフの愛人）<br />
伯爵夫人マリー・ラリッシュ：マーラ・ガレアッツィ（皇后付きの女官、ルドルフの元愛人）</p>

<p>ステファニー王女：イオーナ・ルーツ（ルドルフの妻）</p>

<p>ブラットフィッシュ：リカルド・セルヴェラ（ルドルフの個人付き御者、人気者の芸人）<br />
ミッツィ・カスパー：ラウラ・モレーラ（ルドルフの馴染みの高級娼婦）</p>

<p>オーストリア＝ハンガリー帝国皇帝フランツ・ヨーゼフ：クリストファー・サウンダース（ルドルフの父）<br />
エリザベート皇后：クリステン・マクナリー（ルドルフの母）<br />
男爵夫人ヘレナ・ヴェッツェラ：エリザベス・マクゴリアン（マリー・ヴェッツェラの母）</p>

<p>四人のハンガリー高官：ベネット・ガートサイド、アンドレイ・ウスペンスキー、蔵健太、トーマス・ホワイトヘッド（ルドルフの友人）</p>

<p>カタリーナ・シュラット：エリザベス・シコラ（独唱）<br />
アルフレート・グリュンフェルト：ポール・ストバート（ピアノ独奏）</p>

<p>ゾフィー大公妃：ウルスラ・ハジェリ（フランツ・ヨーゼフの母）<br />
ベイミードルトン大佐：ギャリー・エイヴィス（エリザベートの愛人）<br />
エドゥアルド・ターフェ伯爵：アラステア・マリオット（オーストリア＝ハンガリー帝国の首相）<br />
ホイオス伯爵：エリック・アンダーウッド（ルドルフの友人）<br />
ルイーズ公女：エマ＝ジェーン・マグワイア（ステファニーの妹）<br />
コーブルグ公フィリップ：デヴィッド・ピカリング（ルイーズの夫、ルドルフの友人）<br />
ギーゼラ公女：サイアン・マーフィー（ルドルフの姉）<br />
ヴァレリー公女：フランチェスカ・フィルピ（ルドルフの妹）</p>

<p>ヴァレリー公女の子供時代：リャーン・コープ<br />
マリー・ヴェッツェラの子供時代：タマラ・ロホ</p>

<p>ロシュック：ミハイル・ストイコ（ルドルフの従者）<br />
ラリッシュ伯爵：ヨハネス・ステパネク</p>

<p>その他、来客、メイド、娼婦、紳士、使用人、侍女など：英国ロイヤル・バレエ団</p>

<p></p>

<p>指揮：バリー・ワーズワース</p>

<p>演奏：東京フィルハーモニー交響楽団<br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>鏡</title>
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    <published>2010-06-15T09:28:10Z</published>
    <updated>2010-06-23T08:13:34Z</updated>

    <summary>先日、コンテンポラリーのダンサーと一緒の舞台に立つ機会がありました。 根底の部分...</summary>
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        <name>Rinko</name>
        
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        <![CDATA[<p>先日、コンテンポラリーのダンサーと一緒の舞台に立つ機会がありました。</p>

<p><br />
根底の部分で繋がっているであろう、バレエとコンテンポラリー（現代舞踊）。</p>

<p><br />
それでも表現の仕方は様々で、向っている方向も「似ている」と思う部分と「異なっている」と言う部分が多数混在していてとても刺激を受けました。</p>

<p><br />
踊った演目がそれぞれ対照的な作品だったからこそ、余計にそう思ったのかもしれません。</p>

<p></p>

<p>互いに舞台袖からお互いの踊りを観ていたわけですが、終演後、</p>

<p><br />
「バレエって素敵ですね。踊ってみたくなりました。」<br />
「バレエってやっぱり良いなあ。」</p>

<p><br />
と言葉をかけてもらったことが何よりも嬉しかったです。</p>

<p><br />
何故なら、こちらの方こそ彼女達の踊りを観ながら、羨ましいと感じていたからでした。</p>

<p></p>

<p>今回私達が踊った作品には、たくさんの制限や制約と言うものがありました。</p>

<p>作品が長い歴史の中で守り続けてきたスタイルや雰囲気、ニュアンスを「理解し、継承し、再現しよう」と努力すること――それは途方もなく大変な作業でした。</p>

<p>それらが前提にあった上で、見出すべき自分らしさと自由。</p>

<p>窮屈だとか息苦しいとは思いませんでしたが、「とても大きな重圧を抱えながら挑んでいる」と言う意識は常にあったと思います。</p>

<p><br />
そんな時に舞台袖から見えた、自分を解放するかのような踊り。</p>

<p><br />
素直に、「良いなあ」と見惚れました。</p>

<p><br />
自分の作品と比較してどう、と言うのではなく、純粋に「こう言う踊りや表現も素敵だな」と言う憧れでした。</p>

<p><br />
ですから、相手も同じように感じていたと言うのは、大袈裟のようですが、ちょっとした奇跡のようにも思えたのです。</p>

<p><br />
異なるジャンルに属する相手から受ける刺激は、そのまま自分自身や自分の属するものを見直す鏡のようでもあるのかもしれません。</p>]]>
        
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    <title>念願のシロダーラ</title>
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    <published>2010-05-31T07:09:36Z</published>
    <updated>2010-06-15T09:38:52Z</updated>

    <summary>先日、「シロダーラ」を受けてきました！ 額の中央部分に一定温度のオイルを一定の時...</summary>
    <author>
        <name>Rinko</name>
        
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        <![CDATA[<p>先日、「シロダーラ」を受けてきました！</p>

<p><br />
額の中央部分に一定温度のオイルを一定の時間垂らし続けると言う、「あれ」です！</p>

<p><br />
「ラ・バヤデール」の準備をしている間、インドに関する本を読んだり、映像を観たりしていたのですが、特に惹かれたのがアーユルヴェーダでした。</p>

<p><br />
もちろん、余りにも奥の深い世界。簡単に理解することなど到底出来ませんが、チャクラオイルを試してみたり、お風呂にハーブを入れて瞑想してみたり、そんなことを楽しんでいました。</p>

<p>そんな中、ずっと気になっていたのが、シロダーラ！</p>

<p>それを先日ようやく受けてくることが出来ました。</p>

<p><br />
最初にまずはドーシャ診断！<br />
インターネットやアーユルヴェーダの商品を扱ったお店でも行ったことがありましたが、毎回全然違う内容の設問に答えているのに、同じ結果が出るのは面白いなあ、と思います。</p>

<p>私の場合は、いつも「ヴァータ」なのですが、今回は「ヴァータ」と「カパ」が同数と言う初めての結果が出ました。<br />
（施術して下さった方によると、多くの人が2つのドーシャを持っているそうです）</p>

<p>ヴァータの特徴のところを見ると、</p>

<p>「寒さを感じやすい」<br />
「睡眠は眠りが浅い」<br />
「分析と理論好き」<br />
「消化器系が弱い」<br />
「幸せを感じるのは一生懸命努力している時・新しいことを学んでいる時・目標を達成している時・何かに熱中している時」</p>

<p>などと書いてあって、なるほど、なるほど！と思ってしまいます。</p>

<p><br />
それから頭のマッサージ。<br />
凝り固まった頭をしっかり目にほぐしてもらった後、ついに横になってシロダーラが始まります。</p>

<p>「第三の目」と呼ばれるチャクラ部分に温かいオイルが垂れ続けるのは、何とも不思議な感覚でした。<br />
大概の人が恍惚として寝てしまう、と聞いていましたが、今回私はずっと起きていました。（興味津々だったので起きていたかったのです！）</p>

<p><br />
でも、普段と違うことが一つ。それは、頭の中が何となく真っ白と言うか、空っぽのような感覚を得られたことでした。<br />
いつも、何気ない瞬間だったりベッドに横になっていたりする時でも「ああでもないこうでもない」と色々考えてしまいがちなので、これは本当に新鮮な感覚でした。</p>

<p><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="P3250129.JPG" src="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/P3250129.JPG" width="336" height="448" class="mt-image-none" style="" /></span></p>]]>
        
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    <title>You can&apos;t be too careful...</title>
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    <published>2010-05-22T17:37:20Z</published>
    <updated>2010-05-31T07:12:50Z</updated>

    <summary> 先日、イギリス人クライアントが来日することになり、ミーティングを兼ねてお茶でも...</summary>
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        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="P4130199.JPG" src="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/P4130199.JPG" width="448" height="336" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p>先日、イギリス人クライアントが来日することになり、ミーティングを兼ねてお茶でもしよう、と言うことになりました。</p>

<p>待ち合わせ場所は、ある大きなビルの２階。</p>

<p><br />
米語では「２階」はsecond floorですが、英語ではfirst floorとなります。</p>

<p><br />
ここでは、彼の普段の習慣や感覚を尊重して「1st floorでね」と言うべきなのか、<br />
それとも、今ここは日本であると言うことを尊重して、日本の建物の表示通り2nd floorと言うべきなのか、<br />
ちょっと一瞬悩みました。</p>

<p><br />
結局、「1st floorでね。日本では2Fってサインが出ているけれど」<br />
と言う無難な形で乗り切りました。</p>

<p><br />
そうしてやって来た待ち合わせ当日。</p>

<p>「着いたよ」と言う連絡を受ケていたにもかかわらず、約束の場所に彼の姿は見えず。</p>

<p>もしかして１階に行ってしまったのかな、と思ってエスカレーターで降りてみるも、やはりそこでも見つけることができません。</p>

<p><br />
電話がかかってきてようやく判明した彼の居場所は――何と隣のビルでした。</p>]]>
        
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    <title>Looking up</title>
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    <published>2010-05-10T09:43:49Z</published>
    <updated>2010-05-22T17:38:23Z</updated>

    <summary>今回のフランス行きはとても慌しいものでした。 日曜日の夜に日本を出発して月曜日の...</summary>
    <author>
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        <![CDATA[<p>今回のフランス行きはとても慌しいものでした。</p>

<p><br />
日曜日の夜に日本を出発して月曜日の朝に現地入り。</p>

<p>そして水曜日の朝には現地を出発して木曜日のお昼頃に帰国。</p>

<p><br />
幸運にも、飛行機が遅れるなどのアクシデントに見舞われることもなく<br />
無事に往復することが出来たのですが、<br />
火山噴火によりヨーロッパの空港が麻痺してしまう直前の移動だったため、<br />
帰ってきてからかなりヒヤリとしました。</p>

<p><br />
実は、フランスに出発する前日及び前々日も国内線ですが飛行機で移動していたため、<br />
「自分が今どこにいるのか」と言うことを見失いそうになるほど、足元がふわふわとした感覚に<br />
襲われていました。</p>

<p></p>

<p>そんな中でのひと時。</p>

<p><br />
夜出発したフランス行きの飛行機がパリのシャルル・ド・ゴール空港に到着したのは<br />
午前4時頃。</p>

<p>次に乗る便までは3時間ほど空いていました。</p>

<p><br />
十分なゆとりを持ってゲートに到着したものの、この時間帯はまだお店も営業しておらず、<br />
カフェも閉まったまま。</p>

<p>マッサージのお店があるのに、やっぱり閉まったまま（悲しい）。</p>

<p><br />
ぼんやりする頭を目覚めさせるためにコーヒーが飲みたいのに<br />
カフェが開くまでは大人しく待つほかありません。</p>

<p><br />
椅子に座って天井を見上げると、そこに広がっていたのは<br />
何度見ても新鮮に感じる、人工的で不思議な光景。</p>

<p></p>

<p>それをぼうっと眺める。</p>

<p>ただそうやって何をするわけでもなく時間を過ごしていました。</p>

<p></p>

<p>いつもだったら、お茶を飲みながら一息、と言う時にも<br />
気が付くと本を読んでいたり、携帯やパソコンをいじっていたり。</p>

<p>いつも、「何かをしながら」過ごしてしまいます。</p>

<p>頭がちゃんと働いていなくたって、無理矢理あれこれと考えを巡らせてしまう。</p>

<p><br />
でも、この時ばかりはそう言うことからも解放されて<br />
ただただぼんやり、あるがままに過ごしていたのでした。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="P4120135.JPG" src="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/P4120135.JPG" width="512" height="384" class="mt-image-none" style="" /></span></p>]]>
        
    </content>
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    <title>Le Maharajah</title>
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    <published>2010-05-03T02:59:56Z</published>
    <updated>2010-05-10T09:45:15Z</updated>

    <summary>４月にフランスに行ってきました。 日本では突然寒くなったり・・・と不思議な天気が...</summary>
    <author>
        <name>Rinko</name>
        
    </author>
    
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/">
        <![CDATA[<p>４月にフランスに行ってきました。</p>

<p><br />
日本では突然寒くなったり・・・と不思議な天気が続いていましたが、私達が滞在していた期間は、幸い温かで南仏らしい明るいお天気に恵まれました。<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="P4130164.JPG" src="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/P4130164.JPG" width="448" height="336" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="P4130161.JPG" src="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/P4130161.JPG" width="448" height="336" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p></p>

<p>今回はどうしてもインド料理のお店に行きたくて、渡仏前に色々とリサーチしてみたのですが、その中で雰囲気やレビューの感じが良かったのがこちらでした。<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="P4130169.JPG" src="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/P4130169.JPG" width="336" height="448" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p>Le Maharajahと言うお店です。<br />
http://zohaib3.free.fr/MAHARAJAH/</p>

<p><br />
Palais des Festivals（カンヌ映画祭の会場となる場所）やCroisette大通りからも徒歩で5～7分位。</p>

<p>私達は少し早目にディナーをスタートさせていたのですが、食事をしているうちにどんどんと面白いようにお客さんは増えていきました。<br />
しかも、その多くが常連さんやインドの方と思われる人達。<br />
必然と料理への期待は高まっていきます。</p>

<p><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="P4130172.JPG" src="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/P4130172.JPG" width="448" height="336" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="P4130173.JPG" src="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/P4130173.JPG" width="448" height="336" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><br />
とにかくまずナンが美味しい！</p>

<p>「いけない、いけない、メインがこれから来るのに・・・」</p>

<p>と思いつつも、ちぎっては食べ、ちぎっては食べが止まりません。</p>

<p><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="P4130174.JPG" src="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/P4130174.JPG" width="448" height="336" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="P4130175.JPG" src="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/P4130175.JPG" width="417" height="323" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="P4130176.JPG" src="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/P4130176.JPG" width="336" height="448" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><br />
タンドリーチキンもカレーも辛すぎず（カレーの種類も豊富にありました）、とても食べやすく本当に美味しかったです。</p>

<p><br />
お気に入りのお店がまた一軒増えました！</p>

<p><br />
カンヌに行くと、南仏料理＆フレンチはもちろん、イタリアン、チャイニーズ、ベトナム料理、レバノン料理・・・と色々チャレンジしています。</p>

<p>ジャパニーズも美味しいです！</p>

<p>最近はカンヌにもお寿司やさんが増え、パーティーなどにいってもケータリングでお寿司がサーブされることも多いです。</p>

<p>「O'Sushi」と言う素敵なネーミングのチェーン店はカンヌにもありました。（写真を撮ってこなかったのが残念！）</p>

<p></p>

<p>LE MAHARAJAH<br />
29, rue Jean Jaurès - 06400 Cannes <br />
+33 04 97 06 50 56<br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>that moment</title>
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    <published>2010-04-25T09:30:53Z</published>
    <updated>2010-05-03T03:01:03Z</updated>

    <summary>舞台に出て行く前は、やはり独特の緊張感があります。 出て行ってからは本当にあっと...</summary>
    <author>
        <name>Rinko</name>
        
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        <![CDATA[<p>舞台に出て行く前は、やはり独特の緊張感があります。</p>

<p></p>

<p>出て行ってからは本当にあっと言う間。</p>

<p></p>

<p>泣いても笑っても舞台は終わってしまう。</p>

<p></p>

<p>それまでの長い長い稽古もリハーサルも</p>

<p></p>

<p>怪我や疲労との戦いも、精神的な葛藤も</p>

<p></p>

<p>その一瞬のために向かっていて、</p>

<p></p>

<p>その一瞬の中である種の答えを得る。</p>

<p></p>

<p>努力してきたことが報われる時もあれば、そうでないことも。</p>

<p></p>

<p>ホッとしたり、落ち込んだり。</p>

<p></p>

<p>どちらにしても、大抵舞台メイクがぐしゃぐしゃになる結果に。</p>

<p><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="IMG_1082.JPG" src="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/IMG_1082.JPG" width="384" height="512" class="mt-image-none" style="" /></span></p>]]>
        
    </content>
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    <title>Die to live</title>
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    <published>2010-04-20T03:37:40Z</published>
    <updated>2010-04-25T09:32:27Z</updated>

    <summary>「ラ・バヤデール」の舞台が終りました。 元々ドラマチックな役柄が好きなのですが、...</summary>
    <author>
        <name>Rinko</name>
        
    </author>
    
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        <![CDATA[<p>「ラ・バヤデール」の舞台が終りました。</p>

<p>元々ドラマチックな役柄が好きなのですが、<br />
今回、ニキヤと言う女性を踊ることが出来て、本当に幸せでした。</p>

<p><br />
終ってしまって、今はちょっと寂しいくらい。</p>

<p></p>

<p>長い長いソロにはもちろんきちんと振付がありますし、<br />
毒蛇に噛まれ最終的に死を迎えるまでの演技には大体の流れが存在しています。</p>

<p><br />
それでもこの踊りにはとても自由な幅があって、<br />
毎回変化していく感じが凄く好きでした。</p>

<p><br />
それを特に感じたのは、通し稽古が始まってから。<br />
神にニキヤへの愛を誓っておきながらも彼女を裏切り、それでいて戸惑いや辛い気持ちを隠せない恋人ソロル。<br />
身分と権力、そしてその華やかな美しさと輝きでソロルを完全に奪い取ろうとするガムザッティ。<br />
自分の当初の計画とは異なる方向に動き出した運命の中でも、ニキヤを我が物にしたいバラモン（大僧正）。<br />
娘の幸せや自分の意向のためならどんなことだってしようと考えるラジャ（ドグマンタ）。<br />
物事の善悪や理性ではなく、主人の命令に従うアイヤ（ガムザッティの侍女）。</p>

<p>そして残酷な現実を突きつけられながらもひたすらに恋人ソロルとその愛を信じようともがくニキヤ。</p>

<p><br />
それぞれの想いや思惑がこれだけあちこちで交差するのですから、毎回変化していくのも当然だと思います。</p>

<p>人（相手）とのインターアクションの面白さを今回改めて感じました。</p>

<p><br />
ソロ部分の抜き稽古時に頭の中で想定した「ガムザッティ」と戦うのと、実際にその場にいるガムザッティと正面から向き合って戦うのとでは全く異なる。<br />
それと同様に、架空のソロルに思いをぶつけることと、実際に目の前にいる彼に対して「それでも愛している／信じている」と訴えることは全くの別物。</p>

<p>相手からの反応でまた自分の動きも変わって行く。その相互作用がとても刺激的でした。</p>

<p></p>

<p><br />
終演後、ビックリすることが起きました。</p>

<p>舞台監督の方がわざわざ楽屋に来て下さって、<br />
「これはRinちゃんのために作った花だから、良かったら記念にあげる」<br />
と実際に使った花籠をプレゼントして下さったのです。</p>

<p><br />
まさか頂けるなんて思っていなかったですし、<br />
このような贈り物をされたことは初めてだったので、ただただ感激してしまいました。</p>

<p><br />
ニキヤにとって花籠は、自分の命を奪う毒蛇を底に秘めた恐ろしい存在。<br />
そして、実際にはラジャとガムザッティが邪魔なニキヤを亡き者にしようと言う企みによって<br />
準備したものであるわけですが、それでも、彼女にとっては消えてしまいそうな希望に<br />
もう一度だけ光を灯してくれた存在であり、最後に信じようとした愛のシンボルだったのだと<br />
改めて想うのです。</p>

<p><br />
だからこそ、本当にこの素敵なサプライズには感激してしまいました。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="P4180255.JPG" src="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/P4180255.JPG" width="512" height="384" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p></p>

<p>「いつか踊ってみたいな」</p>

<p>と想っていた役は、</p>

<p>「大好きな役」</p>

<p>へと変わりました。</p>]]>
        
    </content>
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    <title>In the middle</title>
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    <published>2010-04-11T07:05:29Z</published>
    <updated>2010-04-20T03:45:03Z</updated>

    <summary>悲しい気持ちに押し潰されそうな時 泣いても泣いても涙が止まらない時 いつかこれが...</summary>
    <author>
        <name>Rinko</name>
        
    </author>
    
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        <category term="その他" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/">
        <![CDATA[<p>悲しい気持ちに押し潰されそうな時</p>

<p></p>

<p></p>

<p>泣いても泣いても涙が止まらない時</p>

<p></p>

<p></p>

<p>いつかこれが何かの力になる、自分の糧となる<br />
だから、無駄になんてしない、この苦しさも自分の一部にするんだ</p>

<p></p>

<p></p>

<p><br />
そんな風に無理やり考えようとしている自分がいることに気付きます。</p>

<p></p>

<p></p>

<p>それは精一杯の負けん気で</p>

<p><br />
強引なポジティブ・シンキング。</p>

<p></p>

<p><br />
それでも、その最中にいる時はやはり気持ちを完全に奮い立たせるのは難しいことだなと痛感します。</p>

<p></p>

<p><br />
そんな時に踊るなんて無理じゃないか。<br />
心の中で様々な感情がぐるぐる回っている中、どうやったら気持ちを集中させられるのか。<br />
冷静でいられるのか。</p>

<p></p>

<p><br />
そんな風に思いながらも、<br />
心の奥底に押し込めた気持ちを吐き出す方法が、<br />
表現する場所が、<br />
こうしてあることを感謝している自分に気付いていたりもしています。</p>

<p><br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>フワフワ　ポコポコ　モコモコ　フカフカ</title>
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    <published>2010-03-27T15:00:00Z</published>
    <updated>2010-04-11T07:39:33Z</updated>

    <summary>汗を拭ったり、 ウォーム・アップ＆クールダウンの時に肩に羽織ったり、 ストレッチ...</summary>
    <author>
        <name>Rinko</name>
        
    </author>
    
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        <![CDATA[<p>汗を拭ったり、<br />
ウォーム・アップ＆クールダウンの時に肩に羽織ったり、<br />
ストレッチの時に床に敷いたりと活躍の幅が広いタオル。</p>

<p><br />
肌触りの良さや香り、色や柄など自分の好みとマッチしたものだと、テンションも上がります。</p>

<p><br />
フワフワ　ポコポコ　モコモコ　フカフカ<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="3516660_2446244477.jpg" src="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/3516660_2446244477.jpg" width="448" height="336" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><br />
フワフワ　ポコポコ<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="3516660_2145338740.jpg" src="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/3516660_2145338740.jpg" width="448" height="336" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><br />
モコモコ　フカフカ<br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="3516660_3094404645.jpg" src="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/3516660_3094404645.jpg" width="448" height="336" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p><br />
すっかりくたびれ、「華々しいタオル」としての役割をリタイアして<br />
第二の人生を歩み始めるペランペランのタオルを見ていると、</p>

<p><br />
「一緒に闘ってくれたんだなあ」</p>

<p><br />
とふと思います。<br />
</p>]]>
        
    </content>
</entry>

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    <title>I&apos;m playing &quot;me.&quot;    </title>
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    <id>tag:www.llp-plugged.com,2010:/blog/alltheworldsstage//18.271</id>

    <published>2010-03-20T15:55:44Z</published>
    <updated>2010-03-20T15:56:58Z</updated>

    <summary>「踊る女優」と称されるプリマ・バレリーナ、アレッサンドラ・フェリ。 世界で最も大...</summary>
    <author>
        <name>Rinko</name>
        
    </author>
    
        <category term="Ballet" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/">
        <![CDATA[<p>「踊る女優」と称されるプリマ・バレリーナ、アレッサンドラ・フェリ。</p>

<p><br />
世界で最も大好きなダンサーの1人です。</p>

<p><br />
一際しなる美しい脚と、信じられない程の弧を描く爪先。どこまでも柔らかい背中。<br />
音楽と一体となって踊るその人間を超越したかのような軽やかさ。滑らかさ。<br />
会場中の空気を一手に掴んで、観る者を飲み込んでしまう圧倒的な演技力。</p>

<p></p>

<p>世界中から惜しまれつつ、2007年に現役を引退されましたが、その余りにも繊細且つ大胆な踊りは、今も鮮明に記憶の中に刻み込まれています。</p>

<p></p>

<p>大好きなフェリについての話は尽きませんが、今日は彼女の素敵な言葉をご紹介したいと思います。</p>

<p><br />
役柄へのアプローチの仕方は人それぞれ、それこそ千差万別あると思いますが、<br />
私はこのフェリの考え方にとても感銘を受けました。</p>

<p><br />
舞台の上で「役を生きる」とは、こう言うことなのかもしれません。</p>

<p></p>

<p></p>

<p><br />
<blockquote><em>「ドラマチックな役柄を踊る準備をする時、（その役柄について）知り、学び、本を読みます。そして、忘れる。</p>

<p>それからステップを覚えます。そしてやっぱり忘れる。</p>

<p>その人物について知っていることの全てを自分の中に見出すのです。</p>

<p>だから、私がジュリエットを演じる時、私はジュリエットとしての私を演じているのです。</p>

<p>存在していないジュリエット像を探すのではなく。</p>

<p>溢れだすのは自分自身の感情。<br />
私の気持ち。<br />
私の愛し方。<br />
私の憎み方。</p>

<p>私自身が人生で経験してきたことが、そこにはあるのです。」</em><br />
（翻訳：Rinko)</blockquote></p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="PA100539.JPG" src="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/PA100539.JPG" width="448" height="336" class="mt-image-none" style="" /></span></p>]]>
        
    </content>
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<entry>
    <title>All or nothing ― ニキヤと言う女性　&quot;La Bayadere&quot;</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/2010/03/all-or-nothing-la-bayadere.html" />
    <id>tag:www.llp-plugged.com,2010:/blog/alltheworldsstage//18.269</id>

    <published>2010-03-13T23:25:29Z</published>
    <updated>2010-03-20T15:59:37Z</updated>

    <summary>バレエが好きな理由の一つ。 それは、踊りを通して「色んな人生を体験できる」ところ...</summary>
    <author>
        <name>Rinko</name>
        
    </author>
    
        <category term="Ballet" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/">
        <![CDATA[<p>バレエが好きな理由の一つ。</p>

<p></p>

<p><br />
それは、踊りを通して「色んな人生を体験できる」ところです。</p>

<p><br />
演じる役は人に限らず、妖精だったり動物だったりすることもありますが、</p>

<p><br />
自分以外の「誰か」「何か」になれると言うのは特別な体験だと思います。</p>

<p></p>

<p>今、取り組んでいる「ラ・バヤデール」のニキヤと言う役は、</p>

<p>いつか挑戦してみたいなと思っていたキャラクターの１人です。<br />
（「ラ・バヤデール」の物語は、以前のエントリー「三角関係」に登場しています）</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="P2060056.JPG" src="http://www.llp-plugged.com/blog/alltheworldsstage/P2060056.JPG" width="447" height="320" class="mt-image-none" style="" /></span></p>

<p></p>

<p>私の中でニキヤは、神に仕える質素な女性と言うイメージです。</p>

<p>彼女の世界には神と恋人ソロルへの愛の２つしか存在していない。</p>

<p>そんなシンプルな生き方をしていた彼女が、突如、二つしかない「片方（ソロル）」を奪われた、その衝撃たるや相当なものだったと思います。</p>

<p><br />
もう呆然とするしかないほどに。</p>

<p><br />
でも、それを奪おうとする張本人ガムザッティに「身を引け」と言われた時には毅然と言い返すプライドも、ソロルの愛に対する自信も彼女にはあります。</p>

<p>カッとなって思わず刃を向けてしまう激しさも。</p>

<p><br />
この時点では、ニキヤはまだ恋人の裏切りを「信じてはいなかった」のだと思います。</p>

<p>でも、一番話を聞きたいソロル本人から何の弁明もないまま彼女は婚約式に呼ばれて、そこで初めて決定的な現実を突きつけられてしまいます。</p>

<p></p>

<p>自分の愛する人が別の人と手を取り合い婚約する様子を目の前で見せつけられ、それを祝福しろと言われるのは一体どう言うことなのでしょう。</p>

<p></p>

<p><br />
踊りの中で、ニキヤは何度もソロルの方に手を差し伸べます。</p>

<p>それはきっと、彼に「違う」と言ってほしいから。</p>

<p>何度も神に祈りを捧げるのは、「どうかこれが夢であって下さい」「助けて下さい」と言う心からの叫び。</p>

<p><br />
それでも、愛するソロルから何度も目を背けられ、彼女の中にあった一分の望みは風前の灯となってしまいます。</p>

<p>消え入りそうな思いで「もう一度だけ」と歩み寄ると、恋人は目の前で別の女性にキスをしている・・・。</p>

<p>耐え切れない絶望感にその場を逃げ出そうとする時、「ソロルから」と言う花籠が登場します。</p>

<p><br />
これこそ、ガムザッティ達の陰謀により準備された「毒蛇入りの花籠」。</p>

<p>すなわち、彼女の命を奪うことになる存在です。</p>

<p>でも、精神的にギリギリのところにいるニキヤは「ソロルからの贈り物」と言う言葉を素直に信じてしまう。</p>

<p>何もかもを失った彼女にとって、自分にもう一度起き上がる力を唯一くれるもの、それが「彼はまだ自分を愛している」と言う希望であり、プライドだったのだと思うのです。</p>

<p><br />
空っぽになったニキヤにもう一度息吹を与えてくれた花籠。</p>

<p><br />
厳しい身分社会で生きてきた彼女は、この現実がどうしようもないことは頭では十分理解しているけれど、それでも、「2人の心はまだ繋がっている、彼は私を愛している」と言うことだけが、生きる支えになったのではないか、と思うのです。</p>

<p><br />
ソロルはガムザッティとの結婚を命じられる以前に、神の前でニキヤへの愛を誓っています。<br />
それこそがニキヤにとって信じられることの全てだったとしたら、彼女は精神的なつながりだけを頼りに生きていこうと心に決めたのではないか、と。</p>

<p><br />
でも、ヘビに噛まれ、自分が騙されていたことを知ったニキヤは、苦しみながらも全てを悟ります。</p>

<p><br />
ガムザッティの企みも、花籠がソロルの愛の証ではなかったことも。</p>

<p><br />
そして苦しんで苦しんでもがいているのに救い出してくれないソロルの不実な姿に絶望したのではないかと思うのです。</p>

<p></p>

<p>バラモンから助かるための薬を渡された時、一瞬だけニキヤは「この苦しさから逃れたい」「生きたい」と言う思いに駆られたのかもしれません。</p>

<p><br />
一瞬だけ助かる道を選ぼうとした。人間だから。<br />
でも、振り返ったらそこにはやっぱり残酷な現実しかなかった。</p>

<p>愛する人は自分に背を向け、自分を陥れた相手の手を取って消えていこうとしている。</p>

<p>だから、ニキヤは生きることをやめてしまった。<br />
単に毒が回って息絶えたのではなく、強い意志で死を選んだのだ、と思うのです。<br />
（そこで薬を貰ってバラモンの愛人として生きていく選択をしないことが、ニキヤがニキヤたる所以なのだと思います。）</p>

<p><br />
ニキヤの死の直接的な原因は、毒蛇に噛まれたこと―すなわち「他殺」だったわけですが、実質的には「自殺」でもあったのだと考えています。</p>

<p><br />
彼女は自ら助かる道を捨てた。<br />
それは、「ソロルの愛のない世界では生きていたくない」と言う思い、そして、神に仕える立場の彼女にとって、今まで抱いたことのない「嫉妬、憎しみ、絶望、怒り、裏切り」等と言った暗い感情に呑まれそうな自分を消し去りたかったのではないか、と。</p>

<p>ドロドロとした負の想いに呑みこまれてしまう前に。<br />
自分の最後の誇りを守るために。</p>

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<p>ニキヤは所謂「悲劇のヒロイン」ですが、<br />
ただただ運命に翻弄されたのではなく、意思を持って立ち向かおうとした女性のようにも思えます。</p>

<p><br />
彼女の根底には「神への信仰」と言う存在が常にあり、その信念をもとに、彼女は自らを律してきた。</p>

<p><br />
最初の登場シーンから、ニキヤには自立した強さを感じます。</p>

<p><br />
バラモンに「自分のものになれ。お前が望むなら、地位も何もかも私は捨てても良い」と迫られた時、ニキヤは毅然とそれを拒絶します。そして、バラモンに自分の立場を思い出すように諭してもいます。</p>

<p><br />
ニキヤの「No」と言うメッセージは余りにも強烈で、付け入る隙などないように感じます。<br />
何も知らない、余りにも純粋な人であったならば、バラモンに告白された時点でかなり動揺するはずだと思うのです。</p>

<p>本来は高潔でなければならない存在の人物から、酷く俗的に自分のことを求められたのですから。<br />
でも、ニキヤはひるむことなく、真っ直ぐにそれを跳ね除けています。<br />
つまり、ニキヤはそう言う感情や、そう言うことをする存在がこの世にはあるのだと言うことは既に知っていたのだと思うのです。<br />
知っているけれど、自分はそこには足を踏み入れない、きっぱりとした一線を引いていたのだ、と。</p>

<p><br />
だからこそ、あの婚約式での悲劇に繋がっていくのではないかと想像しています。</p>

<p></p>

<p>役に対する解釈は、千差万別、踊る人によって様々あると思います。</p>

<p>自分なりに頭の中でその役柄や背景をあれこれ考察していますが、実際にそれを踊りの中で表現することはとてもとてもとても難しくて、そのギャップに随分悩まされる毎日です。</p>

<p>また、踊りを重ねていく中で、少しずつ自分の考えていたイメージとは変わってきたり、新しい何かが見えてきたりすることもあります。</p>

<p><br />
試行錯誤の連続。<br />
踊るたびに苦しくなってしまいますが、それでもやはり、この役に出会えて幸せだな、と思っています。</p>]]>
        
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