お笑い芸人、もとい、アラフォーエッセイストに戻らせてもらおう。
一筋の光明。
天井から下りてきた一本の蜘蛛の糸。
藁にもすがる気持ちで、そのエージェントを訪れた。
第一印象が良さそうな若者だった。
だが何となく、仕事はできなさそーな新人君のような印象はあった。
そしてあまり社会人経験がなさそーで、自分が一番大切で、自分の非を認めず頑固そーな。
ま、とにかくいまどきの若者であった。(こういう言葉が出て来てしまうところが、もうアラフォーなのだなと自分で自分の首を絞めていることにも気づく)
「イギリスのビザですか? じゃ、再申請しましょ♪」
軽いノリにちょっと怪しい気配を感じたが、もうここしか受けてくれるところがないのだから仕方がない。
この若造に一生をかける自分の人生が哀れに思ったが、こっちも必死だ。だが、コル●ンは頑として違うビザレターを用意しない。
彼に交渉してもらったが、彼はコル●ンの事務の人のいいなりで、まったく同じビザレターが再度送付されてきても「これでいきましょ、色々僕も書類に書き込んでおきますから」なんて言っている。分かってないなあ、イギリスのビザ取得難度の恐ろしさを。
そして結果はもちろん。
係官「だーかーらー。ヨーロピアンフレームワークのレベルを前の人が書けってるのに、何で書いてこないの? ビザレターはね、学校のレベルとかー、そういうものをちゃんと記載したものがね、ビザレターというのよ。このビザレターは欠落事項が多過ぎるんだってばさ」
そう、「REFUSED」
ビザの申請にはものすごーくお金がかかるのである。
血にも肉にもならないものに、既に私の一月分の家賃くらい吹っ飛んだ。
結婚相談所に軽く払えるお金が...! 吉野家の牛丼(松屋でもいい)が何杯食べられるんだろうというお金が...!
ああ...。




