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TITLE : ヒーターがない! アラフォー20

オークランド空港に着いた途端、ものすごい寒さが私を襲った。
空港にはマックがあるくらいで、閑散としていた。
独身らしい男性の姿は見当たらなかった。

そう、ここは南半球。
日本人がよくしている誤解。オーストラリアに近いかもなんてのはまったくの誤解で、南極のほうが近いかもしれない(それも大げさだが)。

真夏から真冬に。

夏が大好きな私は凍えながら再びブルーになった。
こんなに寒いとは思わなかったのだ。

しかも何と夏は雨期。連日の大雨続き。

そして何と、こちらの方は野性的というか、日本人が甘やかされ過ぎているのかもしれないが、ヒーターが...! ヒーターがないのである!

外気温5度で、窓は全開。

外人さんは体温が高いから2月でもTシャツを着てたりする人を日本でも見かける。
変な人だなあと思っても、そういう人たちがいる場所に、日本人のアラフォーが一人混ざっても、ついていけない。

留学エージェントが何としても生徒を送り込みたかったのも分かる。
人気のないこの時期に少しでも外貨を稼ぎたい学校の気持ちも分かる。
何も知らない学生さんはいいカモだ。

ちなみに、今回の滞在形態は留学エージェントに誘導されホームステイを選んでしまったのだが、人はいい人たちだったが、ヒーターがなかった。
NZに住んでいる留学生たちは日本人以外も全員、寒い寒いと言っていた。

これも私が知らなかったのだが、日本人というと、ホームステイは善意で受け入れてくれる家庭が主だと期待してしまう。
だが、エージェントはこういうことは教えてくれないものなのだが、ホームステイを受け入れる家庭の中には、学生を受け入れて少しでも生活費の足しにしたいというちょっと生活に困窮している家庭も含まれている。
こんな家庭に送り込まれて、満足な生活ができるわけがない。とにかく、家庭はお金目当てだ。
少しでも経費を節約しなければならない。

となるとどうなるか。

ヒーターはつけられず、シャワーも5分というお達しがあった。

壊れたベッド以外何もない殺風景な部屋が、私の再出発の場所になった。

疲れていたが、スプリングが壊れたベッドは腰の部分が、くの字に曲がるように沈み込み、寝るたびに腰がものすごく痛くなった。

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