たまにこのエッセイをアップしていないと、「本当に死んでるんじゃないだろうか」と心配されてしまう生活を送っている由里ですこんにちは。
限界ぎりぎりのところを、何とか生き延びています。
野菜くずをもらい、飢えをしのぎつつ、毎日の空腹に耐えています。
さて。
エキセントリックな女の家にホームステイさせてもらっていたのだが、この女性、犬を二匹飼っていた。
私は動物が好きなので、ワンちゃん自体は本当に可愛くて仕方がなかった。
だが。
この女。犬のエサ皿と私の食器を食器洗い機で一緒に洗っていた。
一か所しかないシャワーは、ワンちゃんを洗うのと同じものだったため、いつも毛むくじゃらでお湯が詰まって仕方がなかった。
仕方なく私が掃除をしていたが、それでもいつも真っ黒だった。
自分の飼い犬が可愛い気持ちは分かる。自分のワンちゃんの食器と、自分の食器を同じ食器洗い機で洗っても、家族だから気にしない気持ちも本当に分かる。
でも。
私は自分がいくら動物が好きでも、他人さまがワンちゃんと同じ食器でお食事をなさったらどういう気持ちがするかという想像力がある。
料理研究家という職種は特に、衛生面を人より気にする。
「こんな食器で綺麗に盛り付けて、なんて素敵な食卓なんでしょう」なんてのを夢見ていたアラフォーの現実は。
ワンちゃんのお皿と一緒に洗った食器でのお食事であった。
まあいい。
シャワーはお湯が出ましたからね......。
このままでは自分のNZでの生活が可哀そうすぎると思い、学校主催の、土日週末郊外宿泊ツアーというものに申し込んでみた。
学生とも仲良くなれるし、友達もいっぱい作って、何より、NZでの思い出をいいものにしよう。せめてひとつくらい、いい思い出を作って帰ろう。
そう思って期待に胸を膨らませていた。
ツアーの詳細には「温泉付き! 鍾乳洞で素敵な景観。動物との触れ合い」とかいいことがいっぱい書いてあった。
だがしかし。
学生向けのツアーがそんないい思い出ができるわけがあらなんだ......。
