そうしてぼくらは、

結局、真夜中のデニーズにいた。

何なんだろう、このマンガみたいな巻き込まれシチュエーションは。と思いながら僕は、とりあえず焼きチーズハンバーグカレードリアを注文した。
そうしてぼくらは、

結局、真夜中のデニーズにいた。

何なんだろう、このマンガみたいな巻き込まれシチュエーションは。と思いながら僕は、とりあえず焼きチーズハンバーグカレードリアを注文した。

言い終わるか終わらないかのとこで、
「ね、ね、あたしおなかすいちゃった!おにーさん、なんか食べたい」
さっきまではぴくりとも動いてなかったのに、
彼女は突然、声をかけたこっちがびっくりするようなテンションで喋り出し、
むくっと起きてローファーを履いた。
『え、あ、うん、あー』
「連れてってくれんの、くれないの。」
僕が答えあぐねて、もご、もごしていると、彼女は
「ま、いっか。とりあえず行こう。」
と言って僕の腕をとり、ずんずんと歩き出した。

その日僕は友人と飲んでいて、ほろ酔いで家に帰る途中だった。
ほてほてと気持ちよく歩いていたら、T字路の真ん中にある電信柱のとこに、ゴミと一緒になって、
女の子が落ちていた。
普段の僕は、自分から人に声をかけるなんてタイプじゃない。
でもその日は酔っぱらって気が大きくなってたこともあってか、今となっては何でか分からないんだけど、とにかくその時の僕は、彼女に声をかけたんだ。
「ちょ、ちょっと、大丈夫?こんなとこで寝てたらさ、危ないよ、色々。風邪も引きそうだし、」

彼女が家に住み着いたのは、
3か月、いやもう4か月くらいかな、前のことだ。
彼女と初めて会ったのは、僕が住んでるアパートの近くのゴミ捨て場だった。