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2010年6月アーカイブ


TITLE : 露出度

江戸時代の女性には、奥ゆかしく恥じらうばかりといったイメージがありますが、
実際は開放的な女性の傾向が目立ったそうです。


湯上りの女性が肌を露わにしたまま爪を切っている様子を描いた鈴木春信の
「爪を切る女」などは、元禄から江戸後半の頃のそれをよく象徴しています。

遊女からはじまった腰巻(※1)のチラリズムが、一般女性の間にも広がった時期
なのですが、その流行は、その後さらにエスカレートしていくのです。
脛すねを見せるようになった後、つぎは股をいかに魅力的にみせるかということで
腿にまで白粉を塗って肌化粧をするようになったというのですから。

この股を見せるためにわざとつまずいて転んで見せるといった風潮もあった
と言いますから、当時の女性のお茶目な部分が垣間見れたような気がします。

※1.腰巻...腰から下の部分を包む肌着である。、人の目にふれさせる性質のものではない。

【参考文献】
日本おんな噺・1976・樋口清之・文化放送

TITLE : 入墨

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浮世絵の中に、入墨姿の人物を見かけます。
ほとんどが男性が多いのですが、実は文政の頃、女性もしていたのです。
遊女や女博徒が内股に女郎グモや蟹の入墨をしていました。
そのクモや蟹が半分ぐらい局部に侵入しているという奇抜なものさえありました。
明治五年に太政官布達によって女性の入墨は禁止されてから、脱がないかぎり滅多に
見せる機会のない背中に女が入墨を彫るのは例外中の例外であり、
たいていは胸や内股でした。
(※イラストの入墨は女郎蜘蛛です)
これは、性的な不幸を避けようとする呪いとか、賭場で立膝をして相手のドギモを抜く
などの意味があったそうです。

江戸時代の罪びとは、女は免除されたのですが、刑罰として腕に横線の入墨を彫られました。
歌川豊国の「近世水滸伝」、豊原国周の「江戸の花勇み揃」などにも、
勇ましい男性の入墨姿があります。
彼等も魔除けとして彫っていたのだと思います。
信心深い時代が続いていたとも言えますね。


【参考文献】
日本おんな噺・1976・樋口清之・文化放送






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June 05, 2010. | ナチュラル・ライフ

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