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2010年7月アーカイブ


TITLE : 蕎麦

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浮世絵の中で「蕎麦」は、様々な場面で描かれています。
江戸には二千数百軒の蕎麦屋があったといいいますが、町毎に一戸、
不繁昌の地でも、四、五町に一戸あったそうです。


歌川広重画「東海道五拾三次之内 保土ヶ谷 新町橋」や歌川豊国画
「江戸の海しほひの図」にもあるように、浮世絵には、蕎麦屋の看板の行燈に、
「二八そば」の文字が多く見られます。
ちなみに「二八そば」の看板のある浮世絵を描いた絵師を活躍した時代順に
並べると、歌川豊国、葛飾北斎、歌川広重、歌川国貞、歌川国芳、歌川国輝、
豊原国周、落合芳幾の順になりました。
(他にも、月岡芳年、渓斎英泉、歌川芳虎、尾形月耕の画の中にも、
蕎麦の屋台や風景を描いた画はあったが、看板は確認できませんでした)
それだけ日常に溶け込んだ食物だったということがよく分かりますね。


そもそも二八ってなんでしょう。
よくいう成分の比率だと思われがちですが、実はこの「二八」の解釈は、
値段説ともれているのです。
(詳しく説明すると長くなってしまいますので割愛しますが)

そんなことを考えながら、浮世絵を眺めてみるのも楽しいかもしれません。


【参考文献】
蕎麦と江戸文化―二八蕎麦の謎―1998笠井俊彌、雄山閣出版

TITLE : 写楽

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東洲斎写楽―生没年不詳の浮世絵師。
寛政6年(1794)5月から翌7年1月までの賞味10カ月を活動期として、
役者絵、相撲絵140点余を版行し、忽然と姿を消した謎の浮世絵師であります。

彼の噂はこれまで多くの説があり、「阿波候の能役者」とする『増補浮世絵類 考』
の記述を支持する説が言われていますが、もとは入墨の彫師だったのではないか
という仮説もあります。

「鼻の穴があるかないか、で写楽を見分けられる」と教えられたこともありました。
彼の描写は皮肉をおりこんだ独得なものです。
生没年も定かでない数奇な運命をたどった浮世絵師だったといいますが、
神秘的な生き様が現代においても注目されるというのは羨望の的でもありますね。

【参考文献】
浮世絵の歴史,1998,小林忠,美術出版社






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